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『日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声』(にほんせんぽつがくせいのしゅき きけ、わだつみのこえ)は、東横映画が1950年(昭和25年)に製作し、東京映画配給が配給した日本映画である。 == 概要 == クレジットは「製作担当」であるが、後の東映社長・岡田茂が、入社2年目24歳の時に手掛けた実質的な初プロデュース作品〔東映の岡田茂名誉会長 死去 | NHK「かぶん」ブログ:NHK 〕〔岡田茂(映画界の巨人)インタビュー 映画界へ 、NBonlineプレミアム : 【岡田茂・東映相談役】 、東映キネマ旬報 2011年夏号 Vol.17 | 電子ブックポータルサイト 、岡田茂追悼上映『あゝ同期の桜』中島貞夫トークショー(第1回 / 全3回) 〕〔悔いなき、76-83頁〕〔川北、60-61頁〕。日本初の「反戦映画」ともいわれる〔山根米原、120頁〕。岡田は、戦死した学友たちの話を後世に残さなければ、学友たちが浮かばれない、と1947年に東京大学協同組合出版部の編集によって出版された東京大学戦没学徒兵の手記集『はるかなる山河に』刊行後から映画化を決意〔日本映画界のドン 東映名誉会長・岡田茂さんが死去 - プレスネット 〕〔風雲、29-32頁〕〔クロニクル、18-19、21頁〕。しかし、東京大学全日本学生自治会総連合の急先鋒でわだつみ会の会長だった氏家齊一郎や、副会長だった渡邉恒雄が「天皇制批判がない」とクレームを付けたり〔、会社の看板スターで役員でもあった片岡千恵蔵、月形龍之介とも「会社が潰れかかっているのに、この企画では客は来ない」と猛反対を受けた〔〔〔『キネマ旬報』2011年7月上旬号、56-57頁〕。当時は大物役者がノーと言えば映画は作れない時代であったが、絶対にこの映画は当たると大見得えを切り、マキノ光雄の助け舟もあって1950年、映画を完成させた〔〔。手記集の続編として1949年に出版された日本戦歿学生手記編集委員会編『きけわだつみのこえ 日本戦歿学生の手記』(東京大学協同組合出版部)のタイトルに因んで、映画の題名を『日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声』に変更し公開した〔。本作は珠玉の反戦映画と評価を得て大ヒット〔、瀬死の状態にあった東横映画を救ったが、当時まだ配給網を持っていなかった東横映画には、あまりお金が入ってこなかったといわれる〔〔。しかしこの映画こそ翌1951年創立される東映の原点となり、東映の魂ともなる記念碑的作品となったと評される〔#論叢36、58頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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